最近「サブスク」がよく話題になってるなぁと思っていたら、
こんなものがありました。
日本サブスクリプションビジネス大賞
• グランプリ・・・・・・トイサブ!(トラーナ)
• シルバー賞・・・・・・MEZON(Jocy)
• ブロンズ賞・・・・・・Optune(資生堂ジャパン)
• さくらインターネット賞・・・・・・GooPass(カメラブ)
• GMOペイメントゲートウェイ賞
・・・・・・ダイソンテクノロジープラス(ダイソン)
• Paidy賞
・・・・・・ネット宅配クリーニング「リネット」
(ホワイトプラス)
サブスクって何?
サブスクリプション(subscription)、
略して「サブスク」。日本語に直すと「定額制」のことです。
今までのサービスと違うのは製品やサービスを、一定期間利用できる
「権利」に対して、お金を支払うことになります。
継続的に利用し、毎月あるいは毎年支払う契約になっています。
利用者個人に合わせた商品やサービスが提供されたり、
専門家のアドバイスが受けられるものもあります。
+++ 例えば音楽を聴きたい時 +++
ちょっと昔は・・・・
TSUTAYAのお店に行ってCD1枚を1泊二日300円で借りる。
CD1枚で10曲くらい、返却期限まで聴き放題。
*音楽が入ってるCDという「モノ」を
借りるサービス
聴きたい時にスマホのアプリで
約4,000万曲の楽曲が、月額980円で聴き放題。
無料プランでも音楽を聴ける。
*アプリを通じて音楽を聴く「権利」をえるサービス
同じように音楽を楽しむとしても大きく違います。
サブスクの方が圧倒的にお得な気がしますが、
一人のアーチィストの曲を、時々聴きたい人なら、
やっぱりTSUTAYAの方がよさそうです。
そんなサブスクがいつ頃から始まったのか調べてみました。
サブスクっていつ頃から?
2008 car2go(カーツーゴー)
ダイムラーが発表したカーシェアリング2012頃、
日本でのサービス開始が話題になっていたけど
実現したのか、断念したのか不明。
2010 PlayStation Plus
PlayStation Networkの有料で提供される追加オプション会員
サービス。
2010 コスモビークルリース
車両代金、メンテナンス費用、税金・諸費用の支払いを含む。
2011 Creative Cloud アプリケーションソフトウェア
2011 hulu 動画配信サービス。日本でサービスを開始
2014 DRIPAPP
イギリスのコーヒーのサブスクリプション。2016年撤退した。
2015 Apple Music 音楽配信サービス
2015 メチャカリ ファッションレンタルサービス
2015 Laxus(ラクサス) ブランドバッグ
2016 スポティファイ 音楽ストリーミングサービス
2016 Kindle Unlimited 電子書籍の定額読み放題サービス
2016 COFFEE MAFIA 西新宿のサブスクをメインにした
コーヒーショップ
2018 suitsbox スーツ。同年11月終了
2018 着ルダケ
商品のご利用、衣替え時のクリーニング、次シーズンまでの
保管をセットにした2年間のサービス。
日本でiPhoneが発売されたのが2008年、
スマホを持つ人が急激に増えたのが2011年頃です。
「検索エンジン」の統合や廃止に決着がついたのも、
この頃です。
サブスクは2008年のcar2go以前にも、
サブスクサービスはあったようですが、
おそらく2010年頃に、
サブスクが利用されやすい環境ができて、
徐々に増えてきたようです。
環境が整っても、利用者がいないと成り立ちませんが、
ちょうど、利用する側の価値観や事情も、
サブスクを求めるようになってきたようです。
サブスクが好まれるようになった理由
◯「モノ消費よりコト消費へ」の価値観の変化
あの人と同じモノが欲しい、あの人よりたくさんのモノが欲しい、
という消費から、モノを通しての体験や、サービスを買う消費。
◯「所有から利用へ」の価値観の変化
時々使うから、いつか使うだろうからとモノをため込むより、
必要に合わせて、必要な分だけ、必要な期間だけ利用できればいい。
◯ 低所得や少子高齢化で、買えなくなった
◯ 音楽や小説など、モノがデジタル化した。
ネットで見かけた専門家の話は、だいたいこんな感じですが、
私個人の意見としては、売る側も買う側も
「信用」できるからだなぁと思います。
広告ばかり立派で粗悪な品物が届くことは少なく、
売る側としても、代金踏み倒しに遭うことはめったに
無いはずです。
社会が安定して、約束が守られるという大前提が
信用できるから、サブスクが成り立つと思います。
では、平和に感謝しながら、いろいろなサブスクを
見ていきましょう。
どんなサブスクがある?
音楽『Spotify』約4,000万曲、月額980円。『Apple Music』6000万曲、月額980円。
ドラマ アニメ 映画 『Hulu』60,000本の作品 月額1,026円。電子書籍『Kindle Unlimited』月額980円
このあたりは、説明の必要はないと思います。
その他ちよっと面白いものを並べてみました。
コスメ 『BLOOM BOX』
月額1,650円~16,500円
ビューティーアドバイザーが500以上のブランドから、自分にピッタリのコスメをセレクト。毎月4~5ブランド分のコスメをBOXに詰めて届けてくれるサービスです。
ビューティーアドバイザーが選んでくれるのがいいですね。
あと、毎月のコスメの写真がとても綺麗です。
食品 『おかん』
月額3,980円
おふくろの味を髣髴とさせるお惣菜を、毎月10種類届けてくれるサービス。
約1ヶ月間、冷蔵保存が可能。一食分の食べきりサイズ。
ちよっと物足りないくらいの量が、継続できる理由になりそうです。
生花 『Bloomee LIFE』
月額500円~1200円
季節のお花を毎週届けてくれるサービスです。お花は全国のお花屋さんから厳選した約30種類。ランダムに選んだ数種類を使って、花束にしてくれるシステムです。
毎週お届けと隔週お届けがあります。
こちらも、ちょっと物足りないくらいの量で、無理なく継続できそうです。
玄関の下駄箱の上に、リビングの片隅に、花がある日常はいいものかもしれません。
複合 『東急線・東急バス サブスクパス』
月額18000円~36500円
東急線沿線で交通、映画、食事を1カ月間定額で利用できます。
交通を基軸にしたあらゆるサービスとの連携を念頭に、
デジタル基盤での複合的なプラットフォームサービスの本格導入を検討していく
ための実証実験。
なんかすごい。鉄道会社だからなのか、なんか電車道っぽい。
ミニマリストを吹き飛ばすエネルギッシュな生き方の人にオススメかなぁ。
自販機 『every pass』
月額980円
毎日1本acureの自動販売機からドリンクを受け取れる仕組みです。
去年の秋「自販機の仕組み」の話に出てきたサブスクです。
その後「日本サブスクリプションビジネス大賞2019」優秀賞受賞ということ以外の話題はないようです。
サブスクのメリットとデメリット
[ 利用者のメリット ]
・モノを持つ必要がなく、モノを置くスペースや管理する手間も
かからない
・買いに行く時間や、選ぶ手間が省ける
・利用開始するためのコストが抑えられ、利用開始のハードルが
下がる
・期間中は利用し放題のため、使えば使うほど1回あたりの金額
がお得
・ファッションなど、プロのアドバイスをうけられるサービスが
ある
・いつでも解約できる
[ 利用者のデメリット ]
・実際に利用してみないと自分に合うのか分からない
・使わなくても料金は発生する
・利用開始のハードルが低いからこそ、いろいろ契約してしまい
費用がかさみやすい
・使わない機能や興味のないサービスも含まれている
これくらいのメリットデメリットは、容易に想像ができますね。
賢い消費者になるために、
ちょっと視点を変えて、提供する企業の側に立ってみましょう。
[ 企業側のメリット ]
・新規の導入障壁を下げ、利用者増加に期待できる
・継続的な売上として試算できる
・利用者リストや実際に利用された統計データが取れ、今後の改
善に利用できる
・デジタル、アナログ問わずさまざまな業界や業種で導入できる
[ 企業側のデメリット ]
・サービス開始直後のユーザー数が少なく、即利益にはつながら
ない
・新鮮なコンテンツを取り入れ続ける必要がある
・新鮮なコンテンツを入れるためのコストがかかる
こちらも、だいたい納得できると思います。
さいごに
「無いものは無い」と思うくらい、
すでに多くのサブスクがあります。
これからもブームに乗って、
さらに多くのサービスが開始されそうです。
今、サブスクは2007年のセカンドライフみたいな
熱量を持っている気がします。
今以上に、自分にぴったりな、
未だ見ぬモノやコトとの出会いを期待して、
サブスク、はじめてみませんか
サブスクをたっぷり紹介しているサイトがあるので、
もっと知りたい方は、どうぞ。
サブスクリプションの意味とは?
サブスクリプションサービス98選
サブスクリプションボックス
20200223
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