春、いちごの季節がぁ
ｷﾀ━━━━ヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉ━━━━!!!!
ってことで、
みんなが知ってる「いちご」の
みんながあんまり知らない「いちごの話」が
今日のネタです。
＜01＞ イチゴって こんな草
科 名：バラ科
原産地：北米東部、南米チリ
分 類：多年草
草 丈：20～30ｃｍ
耐寒性：強
耐暑性：弱
栽培適温：17℃～20℃
増やし方：種。ライナーにつく子株。
特 徴：
・一季なりと四季なりがあります。
・花の付け根の部分（花托（かたく）又は花床（かしょう））が
発達して食用になります。
・ いちごの本当の実の部分はいちごの「粒々（実）部分」です。
おもな栄養成分（可食部100g中）：
ビタミンC（62mg）、 葉酸（90mcg）、食物繊維（1.4g）
＜02＞ イチゴの歴史
石器時代 野生のいちごを食べていた。
古代ローマ いちごの栽培をしていた。
平安時代 延喜式にイチゴが記載。
野生のいちごを食べていた。
なる品種が交配される。
オランダにて、南アフリカ原産のチリ種に北
アメリカ原産のバージニア種を交配してした。
江戸時代末期 オランダから長崎に伝えられるものの
一般には広まらなかった。
明治時代 本格的な栽培が始まり、品種改良・
育成が進められた。
フランスから導入されたゼネラル・シャン
ジー種をもとに「福羽」が育成された。
日本イチゴの基礎を作った名品種と言われて
いる。
昭和25年 アメリカから「ダナー」が導入され、栽培が全国的に普及する。
昭和30年代 ビニール栽培が確立して、飛躍できに生産量が増える。
昭和35年 「宝交早生」発表。
昭和５０年代にはイチゴ全体の６割の生産量を占めていた。
昭和60年代 日本のイチゴ史に燦然と輝く２大品種登場。
「女峰（昭和60年品種登録）」「豊の香（昭和59年品種登録）」が登場する。
平成 その後も次々と新品種が登場する。
＜02＞ 日本全国に美味しい「いちご」あり
＜いちごの品種改良は…＞
「苺の品種別ふるさとマップ」
豊洲市場のツイッターにこんな地図がありました。
2019年のものですが、見応えある楽しい地図です。
https://twitter.com/tsukijiichiba/status/1085096874661408768/photo/1
神奈川県 石川県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府
香川県 広島県 沖縄県
9府県には ご当地いちごはないようです。
この地図に載ってない苺の品種もあります。
この2年で、また新しい品種も増えてるはずだから、また数年後に
この地図は 更新して欲しいですね。
＜テーマパーク&イチゴ狩り＞
■ 神奈川県の横浜には、一年中イチゴ狩りが楽しめる施設
「東京ストロベリーパーク」があります。
残念ながら、ただいま長期休園中のようです。
東京ストロベリーパーク
https://tokyo-strawberry-park.jp
沖縄県は、「島いちご」と名前をつけて、
いちご栽培に取り組んでいるようです。
観光農園が幾つもできています。
もちろん全国各地に イチゴ狩りスポットはあります。
そして、便利なぁ ありがたいサイトもあります。
walker＋
イチゴ狩り特集 2021
地域で選んでもよし
品種から探してもよし
「食べ放題」とか「駐車場あり」とか
サービスや条件もいろいろえらべて便利です。
スーパーでは出会えない、イチゴ狩り用の品種もあるようなので、
イチゴ狩りは楽しそうです。
＜03＞ 愛があふれてる「いちご」の名前
いちごの名前は「佐賀i9号」「いちご中間母本農1号」など
交配の時点でつけられた名前だけでなく、
かわいい、あかい、美味しそうな名前もついてます。
それぞれの品種を作出した人の、
いちごに対する思いがこもっているように思います。
それぞれ特徴別に分けてみました。
愛されたい気持ち
いっぱいの 姫 おとめ
濃姫（のうひめ） 章姫（あきひめ） 咲姫（さきひめ）
まりひめ かなみひめ さぬきひめ
やよいひめ 越後姫 サマープリンセス
とちおとめ あまおとめ なつおとめ
ゆふおとめ 美濃娘（みのむすめ）
この地で誕生した誇らしさいっぱいの 地 名
アイベリー（愛知県） あすかルビー（奈良県）
阿波ほうべに（徳島県） いばらキッス（茨城県）
越後姫（新潟県） 古都華ことか（奈良県）
さがほのか（佐賀県） さぬきひめ（香川県）
スカイベリー（栃木県「皇海山」すかいさん）
チーバベリー（千葉県） とちあいか（栃木県）
とちおとめ（栃木県） 女峰 にょほう（栃木県）
濃姫 のうひめ（岐阜県） 美濃娘 みのむすめ（岐阜県）
東京おひさまべりー（東京） 宝交早生（兵庫県宝塚市）
自慢のぉ・・・ 味！
あまおう あまおとめ
あまみつ おいＣベリー
紅ほっぺ ベリーツ
もういっこ よつぼし
個性をいっぱいアピールした 特徴
●実が大きいから
おおきみ
●赤い実だから
紅い雫（あかいしずく） 紅つやか
真紅の美鈴（しんくのみすず）
ひのしずく
華かがり
ゆうべに
●白い実だから
パールホワイト 淡雪（あわゆき）
●夏に収穫できるから
サマープリンセス なつひめ
なつみずき/夏瑞
想像がめいっぱい膨らむ 香り
かおり野 清香（きよか）
きらぴ香 こいのか（恋の香）
さちのか（幸の香） 桃薫（とうくん）
とよのか（豊の香） 初恋の香り
その他・・いっぱいの思いがつまってる
いちごさん（佐賀i9号） 恋みのり
さくらももいちご なつみずき/夏瑞
ゆめのか ももいちご
名前を聞いただけで、
「美味しそう」「食べてみたい」と思ってしまいますね。
＜04＞ 世界各国に美味しい「いちご」無し
海外に目を向けたら、もっとすごい「いちご」がある？
世界のいちご生産ランキング （2018年）
000000000000000000000000000
01位 中国 3,212,814 トン
02位 アメリカ 1,021,490 トン
03位 メキシコ 861,337トン
04位 トルコ 486,705トン
05位 エジプト 460,245トン
06位 スペイン 351,960トン
07位 ロシア 208,800トン
08位 韓国 192,971トン
09位 ポーラン 185,400トン
10位 モロッコ 167,827トン
11位 ブラジル 165,440トン
12位 日本 158,443トン
世界各国、いちご大好きなようです。
では、世界のいちご事情を見てみましょう。
「いちご 中国」 で検索してみたら、
一番最初に来たのは、日本の中国地方のイチゴ狩り情報・・・これは置いといてぇ
中華人民共和国は、中国の「食の安全問題」を書いてるブログでした。
上海生活あれこれ
https://shang-saku.com/shanghailife/strawberry-564/
過剰な農薬使用、成長促進剤、糖分を注射の疑い・・・・。
「この右側のイチゴ、あなたは買いますか？」とブログにはあります。
確かに、巨大でいびつないちごは異様ですが、
左の実も、種の数が多すぎて、不気味です。
中国産のイチゴがすべて毒々しいものではないにしても、要注意ですね。
中国のいちごは、フリーズドライや冷凍食品として日本に輸入され
スーパーなどで手に入るようです。
「いちご アメリカ」検索
通販サイトやコストコ情報を除くと、
ニューヨークの遊び方
https://blog.excite.co.jp/nyliberty/27077824/
『ドリスコル』（Driscoll）社、日本では聞きなれない会社が
アメリカのいちご市場の3分の1を占めているそうです。
その他幾つかの記事を読んでまとめると、
アメリカのいちごは
残念ながら「酸味が多く 香りも少ない」ようです。
スーパーで売られているものは
鮮度も低く、傷んでカビてるものも少なくないとか。
生産地の直売所に行けば、美味しいものが手に入るそうです。
そして、こっちでも農薬の問題がありました。
残留農薬の多いアメリカの農産物のランキング、イチゴが5年連続でワースト1位に
https://www.junglecity.com/news/ewg-dirty-dozen-2020/
1位：イチゴ
2位：ほうれん草
3位：ケール
4位：ネクタリン
5位：りんご
安価で量産するには、農薬の使用は仕方ないことかもしれませんが、
いちごの赤がなんだか毒々しいものに見えてきました。
日本では コストコでドリスコル社の生食用のイチゴを売っています。
冷凍やフリーズドライも、輸入されています。
他の国でも、いちごは親しまれているようで、
各国に住んでいる日本人のブログでいちごが話題になっています。
けれど、その他のほとんど情報はありませんでした。
レシピも、ジャム作りとかお菓子作りばかりでした。
（その国の言葉ではなく日本語で検索しているからかもしれません）
中国とアメリカで大量に作られた農薬まみれのイチゴたちは、
どこで消費されているのか、とても気になります。
余談ですが、農薬は散布後徐々に分解され無くなっていきます。
強い効き目（毒性が強い）があるものの、分解が早い農薬、
化学物質ではなく、自然由来の材料でてきたものなど、
いろいろです。農薬イコール危ないものというのは、偏見です。
＜05＞ いちごの育てかた
無農薬で、本当に美味しいいちごが食べたいなら、
自宅で栽培するのがオススメです。
いちごは、7号鉢（直径21ｃｍ）くらいでも十分育ちます。
秋 ・・・植え付けの時期です。
株元に敷き藁などマルチングをしましょう。
土の乾燥防止、雑草防止、泥はね防止などの効果があります。
冬 ・・・寒さに当てる必要があるので、屋外で育てます。
寒さに当たることで花芽ができる性質を持っています。
休眠の状態なので、成長しません。
春 ・・・暖かくなると、開花が始まります。
花数が多すぎる時は間引きます。ひと房に5～6つが目安です。
適量の肥料と日光で、甘くて真っ赤ないちごが実ります。
初夏 ・・収穫後、ランナー（ほふく茎）が伸びて、その先に子株が出来ます。
子株からさらにランナーが伸びて、孫株が出来ます。さらに・・・。
この、子株の下の部分を土に置いてやると、
根が出て1つの株になります。
しっかり根付いたのを確認して、親からのランナーを切りはなすと、
新たないちご苗が出来ます。
いちごは園芸初心者でも、半年育てれば収穫が楽しめます。
作物としても、狭い場所でもたくさん植え付けられて、
成長をコントロールしやすいようなので、
「東京ストロベリーパーク」のように、
年中収穫できるような観光施設があったり、
本来は育たないような環境の沖縄でも、栽培されています。
以上、「いちご」を調べたら、
日本の熱狂と外国の農薬問題にたどり着きました。
もちろん うちのベランダで取れる苺が 一番美味しいでーーーす。
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